和月氏:
俺が「敵を倒してヤッター」という展開が、どうも苦手なんでしょうね。
そこは俺の作家性なのかもしれないです。基本的に「善」であれ「悪」であれ、「信念を貫くこと」や、いろんな戦いの中で「より高みを目指すこと」が好きなんですよ。だから、善悪をこっちで決めて倒してしまうのは、どうも違う気がしてしまうんです。なんとなくそういうのが好きなのかな、とも思いますが(笑)。
でもね、やっぱり王道とは何かをほじくっていっても、「敵を倒してヤッター」で読者は納得いかないはずだ……とも信じてます。むしろ、敵と味方は、しばしば「鏡映し」だったりもするんです。だからこそ俺は、剣心が志々雄に勝ったからといって、こっちが正しいことにはならないというのを、作中で強調するんです。
引用元:90年代格闘ゲームがジャンプ作家に与えた衝撃。『るろ剣』再開の和月伸宏が語るその影響
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